いざという時に役立つ良いお話でした・・・「わが家の防災対策」

 6月29日(土)、岩野田北公民館の講座「わが家の防災対策」(社共岩野田北支部の共催)が、赤十字奉仕団岩野田北分団のお世話のもとに開催されました。参加者は身近な災害時の対応について、実際に体験を交えながら学びました。
 濃尾地震(マグニチュード8.0)から133年。120年周期で大規模な地震が繰り返されているこの地域からすれば、地震災害は、いつ起きても不思議ではありません。
 元旦に発生した能登半島地震の映像(5秒で倒壊する家屋、液状化現象や立っていられない歩行者の様子、押し寄せる津波など)を視聴した後、日本赤十字社岐阜県支部の朝倉勝美・赤十字指導員から「家屋の耐震診断と補強」、「家具の転倒防止」、「日常備蓄(普段食べているものをその都度買い足すローリングストック)」などの防災対策について説明を受けました。
 さらに災害時の対応として、「断水時のトイレの作り方」について、実際にビニール袋を使って体験しました。
 防災は、日ごろの備えと、いざという時の地域の絆が試されると言っても良いでしょう。
 今回の講座を通じて、大切な知識を身に付けることができました。
 防災はまちづくりの大きなテーマです。次回、10月に第2回防災講座(市の補助制度など)を予定しています。
【参考】
岐阜市木造無料耐震診断(今年度分終了)
岐阜市耐震補強補助制度
岐阜市家具固定器具無料取り付け

▲断水によるトイレが使用できない問題は深刻です。そこで対策を学びます。①トイレにゴミ袋をテープで固定します。
▲②その上から、汚物を収納するゴミ袋をかぶせます。透明な袋の場合は、新聞紙を敷いて目隠しに。
▲③凝固剤(ホームセンターで入手。新聞紙やおむつ、猫のトイレ材など吸水性のあるものも代用)を入れて、汚物を閉じ込めるように、袋を縛ります。上部の空き部分で再使用。
▲トイレ自体がないときは、段ボールで作ります。
▲家具の倒壊防止は、防災の大きなポイント。下に、ストッパーなどをかませ、上部は、突っ張り棒(複数の突っ張り棒と天井の間に1枚の板をかませます)か、L字型金具(壁の内部の柱にボルトで固定)を取り付けます。構造によって異なりますので、防災読本などを参考にしましょう。固定が困難な場合は、ベッドを家具のない部屋などに移動しましょう。
▲異常気象による災害の発生も懸念されます。
▲地域のハザードマップを、岐阜市の「総合防災安心読本」で確認しておきましょう。

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