「これからの地域活動」・・・中学生の意見は?!
7月28日(日)、北部コミュニティセンターで青少年育成市民会議(第1ブロック)主催の「少年の意見を聞く会」が開催されました。岩野田中学校はじめ、北部地区の中学6校の生徒12人が、「これからの地域活動」をテーマに意見を述べました。
各自意見発表の後、地域ごとにグループに分かれ、大人と意見交換。最後に参加した生徒同士が意見交換し合いました。
とても貴重な意見や提案が出されましたので、少し長くなりますが、紹介します。
岩野田中学校からも男女2人の生徒が参加し、「地域で推進されているあいさつ運動で、地域との交流を広げたい」、「夏まつりにボランティアとして参加することで、地域との関わりを知ることができる」、「より幅広い世代が参加できる夏まつりになるよう願う」と意見を述べました。
他地区の中学校の生徒からも、「あいさつの大切さ」が指摘され、また、他地区でも行われている夏まつりについても「大人の提案を受けるだけではなく、中学生自らが企画運営することが必要」、「各クラスが合唱など個々に発表する機会があると良い」、「地域活動に能動的にかかわることのできる仕組に変えていく必要」などの意見が出ました。
また、「見守り活動など温かい地域の中で、中学生は小学生と関わることも必要」、「児童館のように小学生との話し合いができる大人がいるように、中学生とコミュニケーションが取れる大人が必要」、「掃除、夏まつり、ふれあいサロンなど大人と一緒にボランティア活動し交流を深めたい」、「日常的に地域との関わりを大切にしたい」など大人とのかかわり方についても提起されまた市。
このほか、「街灯が少なく危険」との地域の問題点も提起されました。
全体を通じて大きなテーマとなったのは、情報の共有です。
このうち、活動内容や行事・お知らせを周知する方法としては、「回覧板だけでなく、情報共有のためのタブレット、スマホ、SNSの活用を願う」、「回覧板にもQRコードを記載」、「チラシもタブレットなどにアップ」などを提案。
また、小中学生の願いが大人に伝わらないことが課題として、「大人と子供の考え方をそれぞれ共有」するため、「話し合う場を設ける」、「気軽に参加できるアンケートの実施」などが有効としました。
20年前、岩野田北まちづくり協議会の設立総会では、中学生がまちづくりへの意見書を提出したほか、音楽会の開催を、地域に広報し、多くの人が集まりました。また、岩野田北まちづくりビジョン策定にあたっては、小中学生にアンケートを行い、計画に反映しました。
今一度、小中学生の地域参加について、大人も子供も共に考え、実践機会を設けることが欠かせません。改めて、まちづくりを進める上で、強く意識したいですね。