10月28日は濃尾震災から133年・・・防災視点でのコミュニティ再生!!
市都市防災部の講師を招いて、岩野田北公民館の防災講座「地震について考える」(社会福祉協議会共催)が10月29日開催されました。
30年以内に70%の確率で発生するとされる南海トラフ地震では、岐阜市も震度6弱から6強の強い揺れが予測されています。また、岩野田北近辺の揖斐川~武儀川断層(濃尾断層帯)による内陸直下型地震の場合は、震度6~7と言います。発生確率が低いとされているケースでも2度にわたる震度7の揺れが続いた熊本地震。いつ起きてもおかしくないのが現状とのこと。【参考:中部地方の地震について・地震研究推進本部】
そこで、家庭での備えは、「家具固定などの対策」、「ローリングストック(食料の備蓄・古いものから消費・買い足し)」、「避難生活に備えての非常用持ち出し袋の準備(水の要らないシャンプー、簡易トイレ、免許証・保険証のコピー)」、「ガラス片による足のけがを防止するため寝室に底厚のスリッパを備える」など。日ごろからの準備が欠かせません。
災害発生時には、熊本地震では、車中泊によるエコノミークラス症候群で命を落とす人もあったことから車上生活を避けること、ペット同伴などによる避難所生活が困難な場合には、近くにテント村を開設するといった対策が有効であること、近隣同士で食料などをシェアすること、スマホのラインによる電話がつながりやすいこと(一方で、デマ情報には注意)などが紹介されました。
とりわけ、阪神・淡路大震災、最近では能登半島地震でも多くの人命を救ったのは、近所の人々であったと言われます。災害発生直後の自助・共助が、お互いの命を守ることにつながります。
地域に集合住宅、短期居住者が増加する中、防災を柱として、コミュニティの再生、地域の絆を再生することが、行政及び地域に求められているのです。