山県IC~岐阜IC~本巣IC開通も・・・
4月6日、東海環状自動車道の山県~本巣のICが開通しました。昭和59年に当該道路の構想が発表されて以降、岐阜市内でも御望山に関する安全性について専門家の間でも意見が分かれ、地元団地からの反対運動が続くなどなど、紆余曲折を経て開通に至ったものです。
ICの波及効果には大きな期待が寄せられ、現に、三輪のファミリーパークには、県外からも多くの車でにぎわいを見せています。岐阜市都市計画マスタープランには、岐阜IC周辺の北西部地域は「学術研究拠点」に、岐阜三輪ICの北東部地域は「産業流通拠点」に位置づけられています。一方、粟野に近接する山県ICですが、岐阜市内ではないことから、IC周辺地域としては、特段の位置づけはありません。マスタープランには、畜産センター公園が、レクリエーション・野外学習拠点に位置付けられているのみです。
しかし、この地域は、畜産センター再整備計画、岐阜薬大跡地の整備、山県ICと市内を結ぶ安全な道路の確保、緑地の減少・宅地化・集合住宅化など、さまざまな課題と現況に直面しています。
この地域が、マスタープラン上の空白の北中部地域とならないよう、地域の将来ビジョンを地域と市が協働して描く上で、今回の区間開通と今後の東海環状自動車道の整備を、地域と市にとって絶好(最後?)の機会にしていかなくてはならないでしょう。


