今年初のまちづくりサロンを開催しました

 毎月定例のまちづくりサロン(第3日曜日午前10時~・岩野田北公民館)を、21日に開催しました。
 主なテーマは、前回のサロンに引き続き、“エリア構想”。地域ビジョンに掲げたまちづくり活動については、おおむね取り組みが進んでいる一方、地域の都市基盤上の問題を解決するとともに、地域資源を活用する方策については、足踏みしていると言わざるを得ません。
 この課題を抜本的に解決するためには、地域と市が、都市計画にかかる課題の現状と地域資源に関する情報を共有し、協働・役割分担して課題解決策と資源活用策を講じ、市全体の魅力向上・活性化にも役立つまちづくりに計画的に取り組むことが必要です。
 「都市計画は行政にお任せ」の時代は過去のこと。道路についても、宅地開発についても、地域を一番よく知る地域が主体的に考えることが欠かせません。その手段であり、プロセスが“エリア構想”と言えます。
 サロンでは、課題を抱える道路や河川等の在り方など都市基盤についても盛り込んだ“エリア構想”について、継続的に話し合い、描き上げ、まちづくり協議会に諮っていきたいと思います。
 この日はこのほか、「女性の自治会長などへの参画を期待」、「地域で話し合う機会の創出(粟野東の自治会では8~9割が継続している“おひまち”の活用など)」、「防災に関する説明会・意見交換会の開催」、「公民館に定期的に市の職員が派遣される仕組み」、「まちづくりの中間年齢層が不足」、「地域の祭りが失われていく中で、夏まつりを新たな交流の場として大切に育みたい」、「自治会の過去の活動について知る上でサロンが役立つ」、「自治会・各種団体の年間活動の住民周知」などが提案・提起されました。
 なお冒頭で、住民自治、協働のまちづくり、地域コミュニティの大切さが、昭和の時代から指摘され続けてきたことを資料で確認し合いました(下表参照)。私たちの地域にも当てはまることばかりです。「わずらわしさから解放される」ことを目的にしたコミュニティではなく、よりよい地域を築くためのコミュニティ、住民自治の在り方について、当事者である私たち自身が身近な問題として、もっと学び合い、考えていきたいと思います。
国による住民自治の課題の歴史

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