2020年11月29日 ちょっとつぶやいてみるけど・・・これでいいのかな?

2025.9.15 ようやく入手しました備蓄米

 8月末までの販売期間が延長になった備蓄米が並んでいました。8月半ばの段階で、28万トンの随意契約分の約10万トンの引き渡しが終わっていないため、引き渡し後1カ月以内に販売することになったとか。価格も安いし、試しに買ってみました。氷を入れて炊いたり、竹炭を入れたり、酒や大根おろしの汁や乾燥昆布を加えたり、との炊き方に関する情報もあふれています。
 水を多めにして、焚き上りは粒が光り輝くという感じではありませんが、一昔前の社食の定食よりおいしいかも。ただ、普通に炊いた備蓄米は焚き上りこそ十分食べられるものの、本来の香りがなく、温め直しは古米臭(原因は脂質の酸化)がとても気になります。そうなると、炊き立ての匂いまで気になりはじめて・・・。先の臭み消しの炊き方マニュアルはともかく、そこまでしたリピートするかなぁ。売れ残っているのもそのせいでしょうか。
 そんな背景のせいか、備蓄米は、入手困難から売れ残りが見られる一方で、新米価格は高止まり。
 生産に必要な相応の価格なら、ある程度の値段はやむを得ない・・・国、生産者、消費者の三方良しの取り組みを模索する絶好のチャンスだと思うのです。

▲売られている備蓄米は、主に令和3~4年産らしいけれど、収穫された年は記載の義務付けがないようです。
▲炊き立てはこんな感じ
▲祝日の今日、早場米の稲刈り

2025.9.10 鯉が騒ぐ日

 早朝、鳥羽川のあちらこちらで、黒みがかった背びれを水面に出し、波紋を広る光景が広がった。最初に気付いたのは、月野橋の上流。大きな波が立っているので立ち止まって見続けること30秒余り。黒い大きな影が水面下で動く。二度目は、少し上(かみ)の寺内橋付近。40~50cmほどの長さの真っ黒な背びれを水面に突き出し、上流を目指している。泳ぐと言うよりは、暴れている感じもする。三度目は、さらに上の黒木橋付近。大きさはさほどではないけれど、やや灰色がかった魚体が確認できる。
 ナマズが暴れるのは地震の前触れだが、鯉が跳ねるのは良い兆しと言う。一方で、水温のほか、水質や寄生虫などの生息環境を懸念する声もある。見かけたどの場所にもオオカナダモが繁茂しているから、単に食事中なのかも知れない。
 ところで、橋の名前はかつての地名である字(小字)名にちなんだもの。月野は、鳥羽川と末洞川の合流地点の「突き」出たあたり、寺内は、浄土真宗門徒の築いた集落だとか。黒木は、諸説考えられるが、かつて西粟野に黒木宮という小さな神社があったことに由来するのかも知れない。
 これらの橋の名前は、住居表示事業で現在の町名に変わる以前に架けられた橋に用いられたもの。このほかに字名の名残はない。
 先の日記にも綴ったけれど、歴史文化を今に伝える地名が、地域から消えてしまうのは寂しい。

 秋水に大鯉騒ぐこともなし(松本たかし)

▲月野橋
▲寺内橋(平仮名の銘板)
▲黒木橋
▲カモが16羽

2025.9.9 こんな外来種も・・・

 虫も道端の草も外来種だらけ。トップ写真は昨夏撮影したのだけれど、うっかりしていて気が付かなかった。浮草が昔見たものよりも小ぶり。どうやら南米アメリカ原産のヒナウキクサらしい。類似種にチリウキクサ(葉が細長い)、コウキクサ(葉の長さ3~4.5mm)、ヒメウキクサ(根が2~7本)などがあるとのこと。在来種にはウキクサ(葉状帯の長さ3~10mm)やアオウキクサ(葉状帯の長さ3~6mm)があるが、そう言えば最近、この大きさのを見かけない。アオウキクサに似ているけれど、葉のように見える茎(葉状帯)の長さが、2mmほどしかない。
 ウキクサに限らず、昔、普通に見かけた植物に出会えなくなっていくのは、寂しい。外来種の勢力拡大も背景にあるけれど、粟野から緑地がなくなっていく環境変化は、さらに拍車がかかっている。一方で、空き家が増加し、ぺんぺん草が生えるのも悲しい。
▲1本の根が伸びる
▲黒い粒のミジンコが大きく見える

2025.9.4 大字小字(おおあざこあざ)

▲まだまだ暑さが厳しいけれど、朝方、涼しげな空を背景に、モズが鳴いています。
 今では、粟野西〇丁目〇番地(又は粟野東〇丁目〇番地)で表す住所は、昭和56年に住居表示変更がなされるまでは、「大字粟野字○○ 〇番地」でした。大字(あざ)は、明治30年に合併し岩野田村になるまでの「粟野村」に由来します。中世には京都安楽寿院領の粟野荘が成立していたと言います。江戸時代中期に東粟野村と西粟野村に分立していた両村は、明治8年に合併し、粟野村になりました。
 一方、字(小字)は、さらに小さな区画単位で、平安時代の荘園に見られるそうです。
 豊臣秀吉による太閤検地の区画単位の制度化され、江戸時代には検地帳の単位となる一方、居住地にも小字がつけられ、その後の住所として定着したそうです。字名は農民が通称していたものが多かったようで、文字表記が不明な場合はカタカナ表記も見られるのは、文字表記が不明なもの。古い時代になぜカタカナなのだ、との疑念が今更ながら払しょくされました。
 今、昔からの字名は、消えてしまいましたが、自治会名称に、多少の名残を見ることができます。
 粟野の住居表示の変更に当たっては、自治公民館で住民を集めて市からの説明会が開催されましたが、必要性を感じない住民の反応はさして好意的ではありませんでした。運転免許証や登記簿謄本の変更が面倒とも。
 しかし、なにより、住居表示事業にあわせて、歴史資産でもある「字」の意義を認識するとともに、記録継承する動きが、行政にも住民にも見られなかったことこそ問題だったと言えます。文化的貧困と指摘されても致し方ないでしょう。今、住居表示事業の際には、改善されているでしょうか・・・???
▲字図

2025.9.3 豊漁の理由、不味い理由

 海水温が高く、餌になるプランクトンが多いという説もあれば、黒潮大蛇行の終息により海水温が下がり?餌の状況が改善されたおかげと真逆の説もあり、相変わらず水産業にかかる科学的裏付けは混乱しているものの、久しぶりにサンマは今のところ豊漁だとか。とは言え、漁獲高の予想は昨年並みにとどまっている。そうなら、実は中国漁船が漁獲枠を守っているらしいことが要因ではないのか。そのおかげで、サイズも大きく、値段も安いと言う。
 なるほど、8月26日、スーパーの店頭に並んでいた。豊漁の割に驚きの400円。98円なんて投げ売りは期待してないけれどね。確かに、昨年より一回り大きいけれど、一昔前より一回り小さいわ。
 で、お味の方は? 何じゃこりゃ。かつて食べたことのない締まりのない身。鮮魚に定評のあるスーパーなのに。
 数日後の30日、やはり鮮魚に定評ある違うスーパーで、少し大き目のものをお値打ちな200円で購入。で、味は・・・先日よりは多少、締りはあるけれど、やはり旨味がない。
 またまた数日後の2日、普通の大手スーパーで、大ぶりのを300円で購入。こうなると、もう意地ですね。今までの30cmが31cmと少し長く大き目、身も付いている。が、やはりまったりした身と味。
 テレビでは、豊漁、大きい満面の笑顔で紹介し、実食して美味いと感想を述べている。
 高い海水温のせいで身が緩んだか、それとも都市部に良質なものは回り、田舎には売れないお下がり品しか回ってこないのか。
 写真のサンマは、最後に勝った一番太っていた奴だけれど、もっと背中が丸く盛り上がったものが脂がのっているのだそうだ。
 目利きも悪いのかも知れないし、味覚が衰えているのかも知れないけれど…。
 冷蔵技術が今ほど伴わった昔。その時代の美味しいサンマが食べた〜い。やはり、七輪、目黒に限る?
 秋が深まれば、美味いものに出会えるの? 懲りずにもう一度買うの? 

2025.8.21 米不足?~その2

 米の生産量は足りているとしていた農水省の統計の誤りが表に出たのは、8月初旬のこと。食料自給率という、重要な政策課題に対して、複数の善意の読み違いだたっとしても、ミッションを達成すべき農水省自身が自らの首を絞めたようなもの。ここに至って、安全保障を棚上げに減反政策を続けた国も、ようやく生産量拡大へ舵を切ると方針転換。
 とは言え、相も変わらず自給率100%が精一杯の目標?!
 8月14日、県内のトップを切って、海津市で新米の出荷が始まりました。猛暑や水不足で懸念されていた品質も、最高ランクの1等米だそうです。気になる値段は? 

▲穂が実り始めた田も見られる粟野の早場米の収穫は、いつ頃になるでしょうか?

これ以前の日記は、バックナンバーをご覧ください。「直近の日記」は、再編集の作業中です。

粟野・徒然日記” に対して13件のコメントがあります。

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