2020年11月29日 ちょっとつぶやいてみるけど・・・これでいいのかな?

2025.10.23 神無月

 旧暦10月は、神無月。全国の八百万の神々が、出雲の国に集まる月。なので、出雲では神在月と言うそうです。9月にスタートしたNHKの朝ドラは、小泉八雲を主人公にした物語が放映中。没落士族の娘が主人公。実在の人物をモデルにするのが、当たりはずれがないようですね。
 そう言えば、私の父の先祖は下級?武士だったらしく、廃藩置県で、わずかばかりの公債証書が与えられたのでしょう。東京の浜町あたりの生まれのようですが、どうやら住まいの賃貸で生業を立てたようです。当時は、土地よりも家屋の方が価値があったのでしょう。しかし、関東大震災ですべて焼失し、地方へと逃げ延びました。9人兄弟のようですが、松江方面にも縁者がいたようで、父と母も訪ねたことがあると聞きました。町のたたずまいに心を奪われ、母はもう一度行きたい、とよく話していました。
 私も小泉八雲邸に、昭和50年に訪れました。その当時も、少なからず人が訪れていました。屋敷を守る、品の良いおばあさんは、巷で有名でした。普段着の着物をしゃんと着こなし、気品を備えた人でした。ネットでも、名前がわかりませんが、八雲邸を訪ねさえすれば、多分判明するのでしょうね。
 先日まで暑さに閉口していたのに、急に寒くなりました。一気に秋は深まりそうです。
▲鳥羽川堤河川敷のススキが光り揺れています
▲虫の音も少なくなりました。これは、マツムシ
▲クモは神の使いとか。これは、ナガコガネグモ
▲ウルシの仲間のヌルデの花
▲こんな大木になってるヌルデ
▲思い草の名で万葉集に登場するナンバンギセルの鉢植え。野生ではお目にかかったことがありません
▲中秋の頃の名残の月

2025.10.14 石をも貫く

 12日、岐阜市出身の作家・松田悠八さんが亡くなられました。享年85歳。先の日記にも綴ったばかりですが、「長良川スタンドバイミー一九五〇」が、この夏、映画化されて上映されました。2009年2月4日に、映画化を目指す会が立ち上がってから16年。もう、とうに忘れ去られていました。海外の映画祭で受賞し、全国公開された映画「光る川」は、原作とは似ても似つかない内容でしたが、それも飲み込んでの原作者の強い思いが、実現へとつながりました。
 話は変わって、粟野から見る秀麗な眉山は、江戸時代に頼山陽が命名しました。その山頂の標高差207mの場所に、墳長82mの前方後円墳・鎧塚古墳があります。この標高差と規模の全国ランキングデータがないことから、6,799の古墳を調べ上げたところ、5本の指に入ることが分かりました。住民、市民にもあまり知られていない古墳と眉山について、先月、学ぶ会が立ち上がりました。標高が高いだけの理由で国指定史跡を目指すことは困難でしょうが、他の類似の古墳はすべて国指定となっています。
 目標とすべきは国指定でしょうが、短期的には仮に異なる結果が導かれるとしても、情報を収集・蓄積し、地域はもとより市の貴重な宝となるよう、次の世代に志を引き継がれるような第一歩となるよう、願ってやみません。

2025.9.24 ハヤシライスの日

 そう言えば、9月8日は、ハヤシライスの日でした。丸善株式会社の創業者・早矢仕有的(はやし ゆうてき、1837~1901年)が考案したとされるハヤシライス。日本を訪れた多くの外国人に振る舞った肉や野菜の煮物が始まりとか。
 早矢仕有的(はやしゆうてき)は天保8年(1837)、山県市(粟野台団地と隣接)の生まれ。当初は医師を志し、後に江戸に出ると福澤諭吉の私塾(後の慶應義塾)に学び、横浜で洋書や医療器具を販売する「丸屋商社」(のちの丸善)を創業。没後125周年に当たり来年1月2日~1月13日まで、丸善の丸の内本店(東京都千代田区)で、「早矢仕有的資料展」が開催されるそうです。
 同社は、レトルトパックを発売しているらしいが、マーサ21内の丸善では、入手できませんでした。
 そこで、まちおこしを目的に「早矢仕ライス」を発案・提供している山県市の洋食店「久助」(バローの東)へ昼食に。以前、NHK「家族に乾杯」で笑福亭鶴瓶が店を訪れていましたね。くどくなく、あっさりとしていて、とても好感が持てる味でした(トップ写真)。ご馳走様。

2025.9.23 蚊の出番

 毎年、盆前後は蚊も暑さを避けて休眠状態のようですが、この夏は、終始お休み状態。雨が降り続き、ようやく涼しくなってきた証しでしょう、いよいよおでまし。25~30度で活発に動き回るのだそうです。
 夏の縁側の香りと言えば、蚊取り線香ですが、昨今は、いろいろな忌避剤、殺虫剤が出回っています。蚊取り線香は忌避剤の役割も果たしつつ、ポトリと蚊が落ちる殺虫剤の強みもありました。そう言えば、豚の陶器の容器が懐かしい。
▲いつ買ったものか? 今年は特に、しまいっぱなし。まだ効くかな?
▲江戸時代後期の「蚊遣り豚」 (新宿区立新宿歴史博物館所蔵)
▲気温20℃(9/23 6:38am)

2025.9.18 山積みの備蓄米

 備蓄米が売れてないみたい。確かに一度、古米臭が鼻につくと、次からは箸が進まない。店頭には、「味・におい等による返品不可」の掲示。
 強い世論で、放出されたお助け米のはずが、これではコメ離れが進みかねない。
 大臣の首を挿げ替えての対処療法の結果・・・。元から治さないと混乱は続くばかり。
 岐阜県が国の2倍ペースで米を中心とした食料自給の向上を目指すという。全国では、自治体単位で農業施策に関する独自の取り組みも見られる。
 農業政策を通じて、地方分権の意義を地方から発信したい。
▲山積みの備蓄米のコーナーに、「相性のいい料理」を紹介するスーパー。

2025.9.15 ようやく入手しました備蓄米

 8月末までの販売期間が延長になった備蓄米が並んでいました。8月半ばの段階で、28万トンの随意契約分の約10万トンの引き渡しが終わっていないため、引き渡し後1カ月以内に販売することになったとか。価格も安いし、試しに買ってみました。氷を入れて炊いたり、竹炭を入れたり、酒や大根おろしの汁や乾燥昆布を加えたり、との炊き方に関する情報もあふれています。
 水を多めにして、焚き上りは粒が光り輝くという感じではありませんが、一昔前の社食の定食よりおいしいかも。ただ、普通に炊いた備蓄米は焚き上りこそ十分食べられるものの、本来の香りがなく、温め直しは古米臭(原因は脂質の酸化)がとても気になります。そうなると、炊き立ての匂いまで気になりはじめて・・・。先の臭み消しの炊き方マニュアルはともかく、そこまでしたリピートするかなぁ。売れ残っているのもそのせいでしょうか。
 そんな背景のせいか、備蓄米は、入手困難から売れ残りが見られる一方で、新米価格は高止まり。
 生産に必要な相応の価格なら、ある程度の値段はやむを得ない・・・国、生産者、消費者の三方良しの取り組みを模索する絶好のチャンスだと思うのです。

▲売られている備蓄米は、主に令和3~4年産らしいけれど、収穫された年は記載の義務付けがないようです。
▲炊き立てはこんな感じ
▲祝日の今日、早場米の稲刈り

これ以前の日記は、バックナンバーをご覧ください。「直近の日記」は、再編集の作業中です。

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