2020年11月29日 ちょっとつぶやいてみるけど・・・これでいいのかな?

2024.8.31 実り

 8月29日午前、ようやく2軒のスーパーにお米を探し当てました。1家族1袋の販売制限。まだまだ入手困難は続きそうです。いずれの店舗も、残り少なし。新米も出回り始めました。
 粟野の田んぼでも、もう実りが見られます。以前は同じ銘柄(晩秋に収穫するハツシモが多くみもの)が栽培されたものですが、水路の整備や共同での作業が減ったせいか、収穫期の異なる米も見られ、早くも首を垂れる田もあります。そこには、地域のすべての雀が、集まっているかのようです。
 のど元過ぎれば…ではなく、この機会に、食料自給率について、真剣に対策を講じていくことが、次の世代のためにもの政策ではないでしょうか。

▲青い穂が顔を出し始めたばかりの田が多い中、この田の稲には、もう実りが。
▲雀の大群はあっという間に飛び去って…意外に撮影は難しい。
▲迷走する台風10号の影響でしょうか。風景に、秋を感じます。
▲早くも岐阜県産の新米が出回り始めました。1家族1袋限り。まだまだ販売制限。

2024.8.27 落果

 山栗のイガが青いまま、道端に大量に落ちています。まとまった雨が降らず、声なき植物も悲鳴を上げているようです。この夏は、過去に記憶のないほどの暑さです。
 お米がスーパーの棚から消えました。原因は、「昨年の猛暑が米の収穫量減につながった」とか、今月8日の宮崎県で震度6弱の地震により、「南海トラフ地震の発生する可能性が高いとする臨時情報を出したことで米の買いだめが起きた」とか、「盆で流通が滞ったから」とか、「端境期だから」とか、「インバウンドで外食需要が増えたから」などなど・・・。
 その一方で、昨年以上の暑さなのに、「今年の米の収穫は期待できる」と国は言います。「備蓄米を放出するほどひっ迫していない」とも言います(過去最低の備蓄量という現実が)。地方新聞が米不足を取り上げたのは、とっくに米が店頭からなくなった8月24日とはなんともはや。
 一体全体、この危機感のなさは何?!
 国家の安全保障は、防衛力のみならず(折から中国軍機が初めて領空侵犯したとの報)、食料とエネルギーの自給率確保のための予算配分のバランス。あっという間に兵糧攻めにより、餓死するような国の現状改善は、待ったなし。
 乱立する自民党の総裁選候補者から、安全保障の政策は発せられるのか・・・耳をそば立てて、乞うご期待。
▲こんな状態になっていたとは、つゆ知らず。情報弱者かも。

2024.8.15 喜雨

 7月31日から猛暑日(35度以上)が続いています。土は干からび、木も草も焦げ付いて枯れ始めています。昨夜、ようやくお湿りがありました。毎年記録的な猛暑と言うものの、打ち水イベントがまかりとおり、地球温暖化への抜本的対策は、置き去りにしたまま。
 それでも立秋の翌日、虫の音が一匹、お盆の昨日は、ツクツクボウシが初鳴き。
 食傷気味のオリンピック報道(メダル数過去最高おめでとうございます)、花火大会※、地域の夏まつりも終わり、残るは甲子園…。夏は過ぎ行く…?。
▲久しぶりの雨が、焦げたカンボクの葉を冷ましてくれました。
▲ギボウシ(香りのよい品種・ロイヤルスタンダード)の花も、しっとりと。
 ※花火の思い出 長良河畔の花火大会は、60年前までは早朝6時、正午にも煙花火が上がり、終わりは午後9時まで行われました。堤防沿いには各家庭が思い思いに桟敷を設け、下流からの見物客が腰を休めたものです。金華橋と忠節橋の間で打ち上げた時は、実家のすぐ裏。二階の窓を開け放って眺めたもの。旅館街からの「遠すぎる」との苦情でこの年限りでした。この年、三尺玉は失敗した記憶ですが、ガラス戸がびりびりと振動したものです。以前は、二つの新聞社が主催していたので、真剣みと責任が伴っていた気がします。そのせいかどうか、合同開催となった昨年は、点火装置の不具合で、開始が遅れる始末。そう言えば以前は、群衆に混じって二人組の男性が、「この花火大会はお粗末極まる、あちらの方がずっと良い」と声高に噂することもありました(主催者が仕掛けたのではないとは思いますが)。一方、閉口したのは、周辺の交通混雑。悲惨だったのは、夕立の時で、ある年などは予定より早く午後7時から急に連発し始め、あわてて車で会場近くに到着した7時20分ごろには、終了したとのアナウンス。音を聞くだけで見ることのないまま、渋滞に巻き込まれ、午後9時過ぎまで動きが取れず。この新聞社の花火大会は、名古屋方面からの客が多いので、地元優先ではなかったのでしょう。花火に対する苦情もきっと多かったことでしょう。花火の翌日、生家の庭木に、花火で打ち上げられたパラシュートが引っかかっていました。40年ほど前にスターマインが登場したときは、度肝を抜かれたものです。8日間で2度の花火大会、早朝からの高揚感、一つ上がるとなかなか次が上がらなかった原風景・・・心の奥にしまってあります。

2024.7.28 赤トンボ

 危険な暑さの今日、水田の上を赤トンボが群れて飛んでいます。鳥羽川でも見られました。
 トンボのメガネは青色メガネ、青いお空を飛んだから・・・ではないですが、灼熱の太陽光を浴びて、真っ赤に燃えているようです。
 それにしても、ちょっと早くないですか?
 粟野台の団地の中で、不思議なものを見つけました。クヌギマルタバチの虫えい(虫の刺激で出来たこぶ)です。中には幼虫が成長するための部屋があります。最初に虫えいのことを知ったのは、小学生の時。時々日記で紹介してきたマメダオシにできていたのを発見してからです。
 これも真っ赤です。
 今年はかなり暑い夏です。
▲クヌギマルタバチの虫えい。
▲こんなにも沢山。

2024.7.23 ジップロックで梅干し

 梅雨明けのカンカン照りにつられて、梅干しを干しにかかりました。
 この梅は、6月に(公益社団法人)岐阜市シルバー人材センターの保存食等研究部会主催の料理実習に参加した時、漬けて置いたもの。
 これまでわが家では、梅に塩(20%程度)と粗塩だけのシンプルなレシピ。桶に入れ、そこそこの重しをして、水が上がるのを待ちました。カビが生えないよう気を使います。
 今回、教わったレシピは、違う点がいくつも。
 ①粗塩の量は梅干しの重さの8%の減塩、②砂糖(塩と同量)と酢(梅1kgに対して50cc)を足すこと、それから大きく異なるのが、③桶ではなく、ジップロックを使うこと(梅1kgならLサイズでちょうど平らに並びます)、④重しは500g程度(本などの軽目のものがちょうど良い)などです。ジップロックに並び入れ、空気をしっかり抜き、念のためビニール袋を二重にかぶせ、重しをし、時折ひっくり返します。空気を抜くこと、あがってくる水ですっかりひたひたになることによって、カビの心配も減少します。
 目からうろこの作り方。経験だけに頼らず、改良にチャレンジする姿は、新しい高齢者像。
 切り干し大根やゆずジャムなど様々なレシピをまとめたメニュー集をまとめるとか。災害時への備えとしての保存食のほか、失われていく郷土食・行事食の研究も今後取り組みたいとのこと。社会貢献にもつながる研究部会の今後に期待したいですね。
 実習で持ち帰り数日で無事、水が上がり、冷暗所に置いておきました。我が家の梅干しと区別する意味もあって、紫蘇を入れず白干しにすることにしましたが、天日干しすると、写真のように、結構赤く色づいています。
 さて、どんな味になっているか、あと数日後が楽しみです

▲無事干しあがりました。砂糖の甘みを感じません。しっかりと酸っぱい。

2024.7.16 ヒマワリに集う生命

 七夕の朝咲いたヒマワリ。阪神・大震災の被災地に芽生えた“はるかのひまわり”です。昨年種を取り寄せて地域に配布しました。種を収穫・選別した際のこぼれ種が冬を越し、早春に芽生えました。肥料を少し与えたところ、荒れ地にも関わらず、ぐんぐん伸びて3m超。そして、花開きました。
 長い茎と大きな葉に、虫がしっかりくっついています。一つは、マダラキカメムシ(台湾から東南アジアを原産地とする外来生物)、もう一つは、チュウゴクアミガサハゴロモ(数年前からアミガサハゴロモに極めてよく似た外来種が各地で観察され話題になっていたそうです)。原産地が中国であることからチュウゴクアミガサハゴロモという和名が昨年名付けられたと言います。ネットで調べると、この二種の外来種の目撃情報が、同一人による同一の投稿で報告されています。どうやら、この時期、全国でも共通して見られるようです。
 そのほかにも、アマガエル、カタツムリなど庭のヒマワリ1本にも多くの生き物が暮らしています。アマゾンの大木1本を調査すると、何千もの虫の新種が見つかるという話を、半世紀前に聞いたことがあります(さすがに今日ではそこまでではなく、1999年から2009年の間に、1,200種以上の植物と脊椎動物の新種がアマゾンでは発見されたそうです)。開発が進むアマゾン川流域(1年で長野県と同規模の面積の森が消えているそうです)。温暖化対策、生物多様性の保全・・・人間を救う薬剤開発にも役立つかもしれない種類もあるかもしれません。どれほどの貴重な資源が、 失われていくか、気が木、いえ気ではありません。
 それにしても、草も虫も外来種だらけ。

▲チュウゴクアミガサハゴロモムシ
▲チュウゴクアミガサハゴロモムシの幼虫
▲マダラキカメムシ
▲カタツムリの1種
▲アマガエル

2024.7.14 浮草

 7月7日にはまばらだった田んぼの浮草。1週間後には、水面を覆い尽くし、田の底が全く見えません。倍々にふえていき、3か月で400万倍になると言われます。め花とお花があり、め花の直径は、わずか0.2mmと、ウキクサの仲間は、世界で最も小さい花を咲かせます。撮影してみたいものです。

2024.7.6 田の青さ

 稲が一面に青々と葉を伸ばしてきました。雨の少ない梅雨、側溝から田水が引かれています。今年初めて存在に気づいた田螺(タニシ)も大きく育っています。その田螺をねらってか、ウマビルが何匹も身をくねらせています。黒いチスイビルよく見たことがありますが、緑色のこのヒルは、さらに気持ちの良いものではありません(観賞用に飼育する人がいるそうですが)。田螺に田んぼの中に敵がいるのですね。
▲浮草も繁茂し始めました。やがて、水面を覆いつくします。
▲ウマビルがタニシを狙っています。
▲側溝から田水を引いて・・・
▲住宅地の蓋付きの側溝から水が引き込まれます。乱開発、単独ばっ気浄化槽の半世紀前には、汚水も流れ込んでトラブルになったことも。今は、農地の宅地転用による乱開発の様相を呈しています。

2024.7.5 狂い咲き?

 間違いなくススキ。いうまでもなく秋の七草が、7月3日、バイパス沿いの歩道で穂を出していました。いわゆる狂い咲きですが、スミレやツツジやキンモクセイなどによくみられる現象。ススキでは聞いたことがありません。これも異常気象のせいなのでしょうか。
▲今朝はニイニイゼミが登場。2.5cmほどの小型の蝉です。

バックナンバーもご覧ください。「直近の日記」は、再編集の作業中です。

粟野・徒然日記” に対して12件のコメントがあります。

  1. 倉地幸子 より:

    おはようございます。
    久しぶりに、「粟野・徒然日記」を拝見したら、鳥羽川周辺の植物や自然に関する観察記録が続いていて、感激しました。地域の自然に対する愛着を感じました。とてもユニークな地域独自の記録のあるHPで、感心しています。
    これからも是非とも続けてくださいますよう、お願いします。

    1. iwanodak より:

      ご無沙汰しております。
      随分、返信が遅れてしまい、誠に申し訳ありません。
      先生には、おかわりなくお過ごしのご様子、うれしく存じ上げます。
      このたびは、日記に対するご意見を頂戴し誠にありがとうございました。
      日記もコツコツ書きだめて、その写真をまとめつつ、また追加もしながら、鳥羽川堤の植生記録(1版)を今年度中に取りまとめたいと思っています。
      ホームページも、年が経ち、当初の理想形はなかなか運営が難しく、全般を見直し、リニューアルを始めたところです。
      PCのヘッダーメニューには、まちづくりを実務的に体系化していこうと試みています。
      PRブロックは、特にスマホを意識して、興味を持ってもらえそうな記事へのアクセスを心掛けています。
      中でも、投稿記事と固定ページのリンクが大切だと、改めて感じています。
      他の地区のHPも、なかなか運営に苦慮されている感じが伝わってきます。
      とにかく継続することがまず肝心と、今後も運営に努めてまいりたいと思います。
      先生からのご意見は、励みにもなり、とても参考になります。
      ご意見をお寄せいただいたことを見逃してしまっていたのは多いな反省点ですが、今後とも、よろしくご指導を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
      残暑厳しき折柄、ご自愛くださいますよう。

    2. iwanodak より:

      追申
      投稿記事に、先生からのお便りを引用させていただきました。ありがとうございました。

      橋本直樹

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