2020年11月29日 ちょっとつぶやいてみるけど・・・これでいいのかな?

2023.9.20 洞戸観光

 東京から来客があり、沢が見たい、との要望に応じ、早朝から関市洞戸を案内することに。とりあえず、高賀渓谷を目指すこととしました。粟野を通る256号を走り、道の駅「ラスティン洞戸」に立ち寄ります。県内1の生産量と言われる特産のキウイフルーツを使ったシャーベットやワインなどが販売されています。その手前に、「ふれあいバザール」の店があるのですが、ここは洞戸ではなく、まだ山県市の船越地区。ミョウガ大盛200円とピーマン150円を購入。石臼の手打ちそば屋さんは、11時からの開店のため、残念ながら食べられませんでした。40分ほどで高賀神社手前の高賀渓谷に到着。以前は、渓谷内に立ち入ることができたのですが、バーベキュー禁止の札がぶら下がったロープが張られ、橋の上から写真を撮りました。しばらく下流に走れば、河原に降りることは可能です(景観は中流域のそれ)。水はとても冷たいです。そこから、モネの池に回ることとしました。256号に戻り、すぐ近くです。土曜日ということもあり、関西方面のナンバーも多く、駐車場に入ろうとする車で混雑しています。幸い待つこともなく駐車することができました。スイレンの花は盛りを過ぎていました。粟野を出発して、2時間半ほどの駆け足で回りましたが、食事時間をとれば、3時間コースですね。自然を満喫できるエリアでした。
 ちなみに、若干の苦言が・・・柳ヶ瀬から市内バスに乗って粟野口で降りる際、全国的に相互利用が可能な交通系ICカードsuikaが使えなかったこと(大垣市内では使えるとのこと)、追い打ちをかけるように、両替機は1000円札のみが可能で、10円玉は出てこず、80円の預かり証を、次回使うように渡されたとのこと。うそでしょっ!それは知らなかった。さらに、下岩崎を過ぎてから、一気に料金が跳ね上がったことに憤慨していました。いずれも、怒り心頭になるのも納得のいく話。市民だけでなく、岐阜市を訪れる人にも優しい町であることが大切であると、改めて教えられた次第。
 そこで提案を一つ。観光不便度チェックツアーを企画したら、市外からの参加者が誘引できる上、地元では気付かない不具合も提起されて、一石二鳥なのでは?
 ところで、モネの池へは、三田洞か岐北病院で岐阜板取線のバスに乗り、ほらどキウイ村で板取ふれあいバス(ぐるっとバスより小型です)に乗り継ぎ、1時間余で到着できることを初めて知りました。板取ふれあいバス、ご存知でしたか?宣伝してるかなぁ?
▲高賀渓谷。昔は岸辺まで下りていけたのですが、立ち入り禁止に。バーベキュー禁止がその理由らしい。
▲道の駅「ラスティン洞戸」に特産品のキウイフルーツが実っていました。
▲行く途中、高賀神水には、水をポリタンクに詰めに多くの人が訪れていました。
▲高賀神水の水汲み場の脇で、大きな冬瓜と長いヘビウリが100円で売られていました。

2023.9.19 秋・・・?

 クズの花に出逢いました。葉ばかり茂り、はびこる印象が強いのですが、今年はほんの一画にのみ、数えきれないほどの花が咲いています。こんなことは初めてです。ご存じのとおりクズは、秋の七草の一つです。
 この夏はこれまでにない記録的な猛暑と毎日報じられました。でも本当にそうだったのでしょうか?確かに夏バテ気味ではありますが、草花の様子を見ると必ずしもそうでもないのでは?子どものころ、夏休みも終わりに近づくと、タマスダレの白い花が一斉に咲いていたのか、何やら物悲しく感じられたものです。庭に咲き始めたのは9月も半ばで、確かに半世紀も前と比べると3週間遅れ。ところが、令和元年は、9月28日に満開に。暑さが原因だとすれば、5年前の方が厚かったのでは・・・?
 明日は彼岸の入りですが、暦のとおりヒガンバナが咲き始めました。ここ数年は、1週間ほど遅く咲く年が何度かありました。ただ、猛暑の年に開花が早まる傾向があるとの説もあります(暑さが繰り返すなど、一定の条件で左右されるみたいです)。開花期が遅れたからと言って、あるいは早まったからと言って、一律に猛暑のためと言えないのかも知れませんが、桜の開花が気温に影響されるのをつい思い描いてしまいます。
 いずれにしても、秋の気配が花との出会いに感じられる今日この頃ではあります。
▲満開のタマスダレ。令和元年の開花は遅く9月下旬でした。
▲ノブドウの実も色づき始めました。スズメガの幼虫の食草のようです。
▲ヨウシュヤマゴボウにセンニンソウが巻き付いて、白い花を咲かせていました。
▲道端にドングリがもう・・・。
▲普段見当たらないクズの花がこんなにも花を咲かせています。

2023.9.1 今日は防災の日

 阪神・淡路大震災に由来する「はるかのひまわり」の種が実ったとの報せが、地域の人から届きました。
 今日は防災の日。過去をさかのぼると、おおむね120年周期で、地域を大地震が襲っています。濃尾地震を経験した私の曾祖母は、わずかな揺れにも身震いしたものです。
 東京生まれの私の父は(浜町だったと思いますが)、大正9年生まれ。9月1日、関東大震災が発生したその時、父は、庭で煮炊きをしていた姉に抱きかかえられ、おんぶされ、逃げ惑う人波の中、「早く行け行け」と姉の背中越しに前を走る人を押した記憶について、生前語っていました。借家経営をしていた一家は、全てを失い、東海地方に引っ越してきました。それから今年で100年となります。
 震災を体験した人の話を聴く機会は少なくありませんが、実体験しないとなかなか身に付かないかもしれません。そんな中で、2点、記憶に残っていることがあります。
 1つは、枕元にサンダルを常備すること。飛び散ったガラス片で足を怪我すると、その後の活動に大きく支障が出るからです。
 2つ目は、揺れが収まってから、町内を「皆さん、大丈夫ですかぁー」と大声で見回ること。この二つの教えは、阪神・淡路大震災の男女の体験者の話ですが、自分の身をどう守るか、どう備えるかと言う「自助」の視点と、みんなで助け合う「共助」の視点が語られていると思います。生死の境目は、まさに自助と共助に委ねられています。東日本大震災後の釜石市を訪れたことがありますが、東京電力も含めわずかな油断と楽天的な考え方が、被害を拡大させたことを実感しました。
 関東大震災によって、多くの尊い命が失われました。私が生を受けたことを考えると、複雑な気分になります。人生を左右する天災。もとより過去の災害を風化させ、人災にすることはあってはなりません。この機会に今一度、私たちに何ができるのか、考え、備えたいものです。【トップ写真は、9月1日付けの朝刊の新聞広告】
 
▲小型のギボウシが涼し気に、さわやかな朝を迎えました。
▲今年も記録的と言われる夏場に、息も絶え絶えとなった灼け付いたホトトギスの花が、早くも咲き始めました。

2023.8.20 まつり雑感

 「子どもたち」と「地域」を育む粟野の夏まつりが4年ぶりに開催されました。天候にも恵まれ、これまでにない人出でにぎわいました。子どもたちを地域で見守り、育てる機会として、そして三世代交流を通して地域の絆を育む・・・希薄化するコミュニティの中で、「まつり」が果たす意義は、より重要なものとなってきています。地域の歴史文化を継承し、ふるさとに愛着を醸成する、そして感謝や願いを込めた「祭り」として、みんなの知恵と汗で次世代につなげていきたいですね。18日には、大龍寺の灯籠まつりも終わりいよいよ秋の気配。山の木の実も、ウルシの仲間、ノブドウ、フジなどなど、まだまだ青いけれど、実が目立ち始めました。アカメガシワはもう熟しているようです。
▲ウルシの仲間は青い実を吊るしています。
▲ノブドウも色づくにはまだまだ時間がかかりそう。
▲アカメガシワの実はもう熟しています。5㎡ほどの範囲に、これらの草木やフジなどが実を付けていました。

2023.8.2 大雨時行(たいうときどきふる)の候

 夕立の日が多くなりましたね。季節は「大雨時行」の候。暑さを少し和らげてくれる雨は、まさに喜雨と言えるでしょう。南海上では、大型の台風が発生しています。これから本州への接近も増えてきます。気候変動のせいでしょうか、大型台風の発生頻度が高まっている気がします。
 先日、国連事務総長が、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化時代が到来した」と訴えました。今更ながら、環境との共存が人類に突き付けられた待ったなしのテーマの一つです。
 気候変動真っただ中・・・とは言え、わずかな季節の変化が暦のとおり、暮らしの中に感じられる今日この頃です。

日盛りに湧き上がる雲の峰。間も無く夕立が訪れそうです。

「直近の日記」は、再編集の作業中です。出来次第、掲載します。

粟野・徒然日記” に対して5件のコメントがあります。

  1. 倉地幸子 より:

    おはようございます。
    久しぶりに、「粟野・徒然日記」を拝見したら、鳥羽川周辺の植物や自然に関する観察記録が続いていて、感激しました。地域の自然に対する愛着を感じました。とてもユニークな地域独自の記録のあるHPで、感心しています。
    これからも是非とも続けてくださいますよう、お願いします。

    1. iwanodak より:

      ご無沙汰しております。
      随分、返信が遅れてしまい、誠に申し訳ありません。
      先生には、おかわりなくお過ごしのご様子、うれしく存じ上げます。
      このたびは、日記に対するご意見を頂戴し誠にありがとうございました。
      日記もコツコツ書きだめて、その写真をまとめつつ、また追加もしながら、鳥羽川堤の植生記録(1版)を今年度中に取りまとめたいと思っています。
      ホームページも、年が経ち、当初の理想形はなかなか運営が難しく、全般を見直し、リニューアルを始めたところです。
      PCのヘッダーメニューには、まちづくりを実務的に体系化していこうと試みています。
      PRブロックは、特にスマホを意識して、興味を持ってもらえそうな記事へのアクセスを心掛けています。
      中でも、投稿記事と固定ページのリンクが大切だと、改めて感じています。
      他の地区のHPも、なかなか運営に苦慮されている感じが伝わってきます。
      とにかく継続することがまず肝心と、今後も運営に努めてまいりたいと思います。
      先生からのご意見は、励みにもなり、とても参考になります。
      ご意見をお寄せいただいたことを見逃してしまっていたのは多いな反省点ですが、今後とも、よろしくご指導を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
      残暑厳しき折柄、ご自愛くださいますよう。

    2. iwanodak より:

      追申
      投稿記事に、先生からのお便りを引用させていただきました。ありがとうございました。

      橋本直樹

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