2020年11月29日 ちょっとつぶやいてみるけど・・・これでいいのかな?

2024.11.12 夏日?・・・暦の上では立冬は過ぎたのに

 7日は立冬でしたが、まだ日差しは強く、暑い日が続いています。秋が深まるとよく見かける白色の蛾かと思いきや、ウラギンシジミチョウ。初対面です。黄色く色づきかけた葉の裏に羽を休めていました。
 鳥羽川にダイサギが獲物を狙って、水面を見つめています。と、すぐに獲物にありついたようです。
 バラのとげを利用して、モズの早贄(はやにえ)。アマガエルは時折見かけますが、トカゲは初めてです。
 遅ればせながら秋らしい、過ごしやすい一日ですが、生き物には厳しい季節を迎えつつあります。
▲狙いを定めて。
▲捕らえました。
▲モズの早贄(はやにえ)・・・自然界の厳しさを感じます。

2024.11.11 石蕗(ツワブキ)好きの面々

 見頃を迎えた石蕗に虫たちが次々と訪れています。こじんまりとした草株の花に、これほど沢山の種類の虫たちが訪れる光景は、あまり見かけません。この時期にしては珍しい20度を超える日差しを受けて、黄花が輝く時間帯に限りますが、一斉にホソヒラタアブ(トップ写真)、キチョウ、イチモンジセセリ、オオハナバチ、ツマグロキンバエ、クロバエなどがやってきます。この季節、黄色の花は目立つからでしょうか。
 ところで、ふきを調理したきゃらぶきはおいしいですよね。それが、花と葉を鑑賞する石蕗でも出来上がります。繁茂した春から初夏頃の葉柄を摘んで、ぜひ試してみてください。本当においしいですよ。
▲オオハナバチ

▲キチョウ
▲イチモンジセセリ
▲ツマグロキンバエ
▲クロバエと右下の花びらにも小さな虫が・・・見えますか?
▲小さなハナバエの仲間
▲ツワブキの煮物。葉柄は、普通のふきと同じように食べられます。

2024.11.4 唐柿と無花果(イチジク)

 母方の祖父は、大好物のイチジクのことを唐柿(「とうがき」と呼ぶのが一般的らしいが、彼は「からがき」)と言っていました。イチジクの別名とされますが、イチジクとカラガキは種類が違うようです。1600年代、ポルトガル人によって中国からもたらされた「蓬莱柿」(ほうらいし)を、唐柿としてアメリカ原産のイチジクと区別しているみたいです(現在は、国内の大半がアメリカから輸入されたドーフィン種)。
 農協の直売店で、ドーフィン種のほか、唐柿も3パック並んでいたので、両方買い求めました。実がやや小粒で、甘さが際立っているのが唐柿らしいのですが、むしろ酸っぱい。お尻が、しぼんでいたことから完熟してなかったことも一因? 干しても甘くならないので、ワイン煮にしてみました。これなら生のイチジクが美味しい。
 散歩していると、ポツンとイチジクの木。よく見ると、枝ぶりも葉の形も、イチジクとは異なるイメージ。これぞ唐柿!! 今まで気づきませんでした。
▲唐柿をカットするとこんなに赤い。ドライフルーツを試みますが、甘みは増しませんでした。
▲ワイン煮にしました。昼間に食べるのはためらわれる。
▲自宅近くに生えていた唐柿(葉や枝ぶりなどから多分古くからの日本イチジク)。

2024.10.30 ドジャースブルー

 10月30日、米大リーグのワールドシリーズを、ドジャースが制覇しました。ポストシーズンも、紙一重の差で勝ち進み、ヤンキースとの決戦でも、第1試合では、フリーマンの逆転サヨナラ満塁ホームランで波に乗りました。レギュラーシーズン終盤からは、ヒヤヒヤドキドキのゲームの連続でしたが雲母味方したのでしょう。
 それにしても、大谷翔平がサヨナラ満塁ホームランで40-40を達成した場面、そして6打数6安打3ホーマー10打点2盗塁で50-50-を達成した場面(このゲームでは、本塁打、盗塁数ともに51-51まで伸ばしました)では、テレビのライブ映像に、思わずこぶしを突き上げていました。本人にとって激動の1年だったに違いありませんが、多くの人々が元気をもらったに違いありません。ヤンキースとの2戦で、盗塁時に傷めた左肩の回復を願っています。
▲秋空はドジャースブルー。岩戸公園から見る岐阜城も輝いていました。

2024.10.28 稲孫(ひつじ)

 稲刈りをした後の株から、稲穂が顔をのぞかせています。いわゆる二番穂で、これを稲孫(ひつじ)と呼ぶようです。昔はこれを大切に集めたと言います。稲はもともと多年生植物で、熱帯地方では、収穫量は年々低下するものの、繰り返し収穫することも不可能ではないようです。
 現代の日本では、せっかく実らせた二番穂も、田にすき込まれる運命にあります。
 衆議院総選挙が昨日行われ、結果が早朝に判明しました。与党が政権交代のあった時以来、初の過半数割れ。裏金問題や統一教会がらみの失政への審判に終始し、結果は大方の予想どおり。
 食糧・エネルギーをはじめとする安全保障をはじめ、我が国の近未来にかかわる肝心の政策面を問う機会としては、最初から希薄に過ぎた・・・?!
▲イナゴも狙う・・・棚ぼた?

2024.10.21 芋づる

 シルバー人材センターは、就業希望の高齢者の登録先という印象が強いけれど、近年では交流活動も盛ん。岐阜市のセンターでは、健康マージャン、ゴルフ、民謡、パソコンなど13の会が活動を行っています。その一つに、昨年発足した「保存食等研究部会」があります。1年の活動成果をまとめたレシピ集「我が家の保存食」がこのほど発刊されました。季節ごとに36のレシピと、究極の食品と言われる「忍者の兵糧丸」や「陣中食」のコラムも掲載し、読みごたえがあります。
 中でも、乾燥させた芋のつるを使った一品にご注目。佃煮はきゃらぶきのようにおいしい。災害時のためにも、芋づるの活用が、もっと普及していいのではないでしょうか。
 今後は、保存食の第2弾、第3弾のレシピを目指すとともに、郷土食や行事食もまとめていくとしています。
 高齢者の社会参加は、閉じこもりを防ぎ、交流することで認知症予防にも効果があるとのデータがあります。公民館のクラブをはじめ、自分に合ったさまざまな活動機会を有効に利用したいものです。

2024.10.9 路傍の花~その9~似た者同士⑥」

 外来種が顔を利かせる道端に、昔ながらの草を見かけると何やら懐かしいやら、ホッとするやら。メヒシバは、彼らに負けじと群生して見かけます(他の植物を阻害する物質を根から分泌するらしい)。一方、オヒシバは荒地に這いつくばるように生え、数もさして多くありません。穂がメヒシバに比べて太く、筋骨隆々とした感じが名前の由来でしょう。しかし、子どもの頃は、もっと太くたくましかった気がします。栄養のある土地から荒れ地に追いやられ、踏みつけられるような場所に生えています。なぜか哀れ(親しみも感じたり)。
 ところで、オヒシバそっくりですが、シマスズメヒエのような穂をつける種類が、公園に生えています。新しい外来種?
▲踏みつけられても・・・オヒシバは健気。

▲比較的肥沃な場所では、オヒシバもやや大きめに育っています。
▲オヒシバそっくりな種類が公園に生えていました。外来種?

2024.10.4 路傍の花~その8~似た者同士⑤」

 ほんの1〜2cmほどの小さな花にもかかわらず、荒地に目を引くのは、小さなアサガオ。赤紫の種類がホシアサガオ、熱帯アメリカ原産。白い花がマメアサガオで、北アメリカ原産。いずれも戦後、穀物など、輸入食品に混じって入ってきた外来種です。花は小さくても、果実はアサガオの種そのものです。鳥羽川の東にホシアサガオ、西にマメアサガオが多いようです。外来種が増えていますね。粟野の路傍の花は、今年度中に取りまとめる予定です。
▲マメアサガオの葉先は、少しとがっています。
▲ホシアサガオの葉の形状は、朝顔とほとんど変わりありません。

2024.9.30 本番

 日差しには、まだ暑さが残るものの、里の景色は確実に秋に向かっています。
すでに稲刈りが終わった田もありますが、この田は昔ながらのハツシモでしょうか、刈り取りが始まりました。鳥羽川では、ススキが風になびき、風に吹かれ、遅ればせながらヒガンバナも河川敷に見られます。秋の里の風景は、良いものですね。
▲機械化が進んだとはいえ、日本の秋の原風景ですね。
▲同上(田んぼの東にある堤防道路を挟んで広がる鳥羽川の景色)
▲まだ稲刈りの始まっていない近くの田の端には、雑草のイヌビエが。
▲同上(シマスズメヒエも雑草ですが、個人的にはこの草のたたずまいが好きです)。

バックナンバーもご覧ください。「直近の日記」は、再編集の作業中です。

粟野・徒然日記” に対して12件のコメントがあります。

  1. 倉地幸子 より:

    おはようございます。
    久しぶりに、「粟野・徒然日記」を拝見したら、鳥羽川周辺の植物や自然に関する観察記録が続いていて、感激しました。地域の自然に対する愛着を感じました。とてもユニークな地域独自の記録のあるHPで、感心しています。
    これからも是非とも続けてくださいますよう、お願いします。

    1. iwanodak より:

      ご無沙汰しております。
      随分、返信が遅れてしまい、誠に申し訳ありません。
      先生には、おかわりなくお過ごしのご様子、うれしく存じ上げます。
      このたびは、日記に対するご意見を頂戴し誠にありがとうございました。
      日記もコツコツ書きだめて、その写真をまとめつつ、また追加もしながら、鳥羽川堤の植生記録(1版)を今年度中に取りまとめたいと思っています。
      ホームページも、年が経ち、当初の理想形はなかなか運営が難しく、全般を見直し、リニューアルを始めたところです。
      PCのヘッダーメニューには、まちづくりを実務的に体系化していこうと試みています。
      PRブロックは、特にスマホを意識して、興味を持ってもらえそうな記事へのアクセスを心掛けています。
      中でも、投稿記事と固定ページのリンクが大切だと、改めて感じています。
      他の地区のHPも、なかなか運営に苦慮されている感じが伝わってきます。
      とにかく継続することがまず肝心と、今後も運営に努めてまいりたいと思います。
      先生からのご意見は、励みにもなり、とても参考になります。
      ご意見をお寄せいただいたことを見逃してしまっていたのは多いな反省点ですが、今後とも、よろしくご指導を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
      残暑厳しき折柄、ご自愛くださいますよう。

    2. iwanodak より:

      追申
      投稿記事に、先生からのお便りを引用させていただきました。ありがとうございました。

      橋本直樹

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です